ホクロってなに?
「ホクロ」という呼び方は俗称で、医学用語では色素性母斑、母斑細胞性母斑といいます。
「母斑」とは、生まれつきの”あざ”という意味です。しかし実際はホクロは生まれたときにはほとんどありません。直径が 1cm 以上の色素細胞母斑は大きすぎるのでホクロとは呼ばれず、一般には黒あざと呼ばれます。
それで「ホクロ」とは何かというと、皮膚の中に点在する色素細胞が何らかの原因で腫瘍化してできた皮膚の良性腫瘍(できもの)と考えられています。
なぜホクロは出来るの?
ホクロとは「母斑細胞」という細胞が寄り集まったもので、これが増加すると、じょじょに皮膚から盛り上がっていき、ほくろとなります。
ホクロの種類(できる時期)は大きく分けて3つあります。
・先天的にできたもの。
・3,4歳ごろからできたもの。
・大人になってから紫外線によってできたもの。
一度できたホクロは生涯持続するのが普通なので、紫外線対策を普段から行い、メラニンの生成を抑えることが大切です。
しかし、「ほくろ美人」という言葉があるように、ホクロもひとつの個性として捉えてはいかがでしょうか?
危険なホクロ
ホクロは普通、悪性化することはなく、治療の必要はありませんが、なかには、皮膚がん(メラノーマ=悪性黒色腫など)の場合があり注意が必要!以下のような場合は一度専門医を受診されることをおすすめします。
・足の裏や手のひら、手足の爪に茶色や黒のしみがある。
・不整形で非対称性濃淡のついたしみが、だんだん広がってきた。
・硬いしこりがあり、よく見るとくぼみや濃淡がある。
・赤みがある小さなほくろがたくさんある。
・ 盛り上がって、カリフラワー状になっている。
・ 急速に大きくなるもの 。
・ 出血があるもの。
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ほくろホクロ黒子
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